慢性中耳炎とはどのような病気ですか?
中耳炎
中耳は鼓膜のすぐ奥にある空間です。中耳に微生物が入って、感染症を引き起こすことがあります。中耳の感染症のことを中耳炎ともいいます。慢性の感染症とは、治療を行ったとしても長期間続くか、再発し続ける感染症のことをいいます。
慢性中耳炎は、音の聞こえに役立つ耳の色々な場所に、ずっと続く損傷を与える可能性があります。
ふつう、痛くなることはありません。
慢性中耳炎の原因は何ですか?
慢性中耳炎にはどのような症状がありますか?
聞こえにくくなる
耳から膿や液体が出てくる(膿はひどいにおいがすることがあります)
慢性中耳炎では、耳の隣の骨に感染が広がらないかぎり、痛みはありません。あなたのお子さんが慢性中耳炎にかかっていて、痛みが出始めた場合は、医師に伝えてください。
医師は、私の子どもに慢性中耳炎があるかどうかをどのように判断しますか?
医師はあなたのお子さんの耳を調べて、鼓膜にあいた穴から膿が出てきていないかを確認します。
また、鼓膜に異常がないかどうかも調べます。
感染が広がっているかもしれないと医師が考える場合は、CT検査またはMRI検査を行います。
慢性中耳炎はどのように治療しますか?
医師は次のことをします:
子どもの耳をきれいにする
子どもの耳に抗菌薬とコルチコステロイドの点耳薬を入れるようあなたに伝える
子どもの耳に水が入らないようするようあなたに伝える
感染症がひどい場合は、医師は子どもに飲ませるための抗菌薬を出します。
鼓膜が損傷しているか異常なできものがある場合は、医師は多くの場合、手術を行います。
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