光線過敏反応とはどのような病気ですか?
「光線」とは光のことです。光線過敏反応とは、免疫が日光に反応しすぎてしまう異常です。この反応を日光アレルギーと呼ぶこともあります。
光線過敏反応が起きると、皮膚(ふつうは日光が当たったところ)にかゆみのある斑ができます。
一部の薬や化学物質によって、皮膚が日光に対して敏感になることがあります。
光線過敏反応は、起きやすい体質が家族の中で受けつがれる可能性があります。
一部の病気によって、重い光線過敏反応が引き起こされることもあります。
光線過敏反応は自然に治まりますが、薬で症状を軽くできることがあります。
光線過敏反応の原因は何ですか?
光線過敏反応には、次のように、さまざまな種類があり、それぞれちがう原因で起こります:
使っている一部の薬によって引き起こされるもの
皮膚にふれた一部の化学物質によって引き起こされるもの
もとからある病気(たとえば、全身性エリテマトーデス)によって引き起こされるもの
100種類以上の薬や化学物質が、光線過敏反応の原因になることがわかっています。
特に原因はないように見えることもありますが、光線過敏反応は家族の中で遺伝することがあります。
光線過敏反応にはどのような症状がありますか?
現れる症状は、光線過敏反応の種類によってちがいます。次のような症状があります:
かゆみを伴う赤いふくらみ
日焼けのように見える、痛くて赤い斑
症状はふつう、皮膚の日光が当たったところにだけ現れます。しかし、光線過敏反応の種類によっては、皮膚の日光が当たっていない部分に広がる場合もあります。
医師はどのようにして、私が光線過敏反応かどうかを判断しますか?
医師は、あなたの皮膚の日光にさらされた部分にだけ発疹ができている場合、光線過敏反応を疑います。医師は、あなたが飲んだり皮膚にぬったりしている薬や物質について質問します。
医師は次のような検査をすることがあります:
アレルギーの原因かもしれない物質を調べる、皮膚パッチテスト
皮膚に紫外線を当てて、光線過敏反応が起きるかどうか確かめる
医師は光線過敏反応をどのように治療しますか?
あなたが受ける治療は、あなたの光線過敏反応の種類によって変わってきます。
医師は次のことをします:
あなたが光線過敏症を引き起こす薬や物質を使うのをやめさせる
コルチコステロイドのぬり薬や飲み薬をあなたに出す
反応が頻繁に起きたり、ひどかったりする場合は、ほかの薬を出す
医師はあなたに、次のことをするよう指示することもあります:
日光が当たる場所にあまり長くいないようにする
外出するときは日光から身を守れる服を着る