非機能性ひきのうせい副腎腫瘤ふくじんしゅりゅう

副腎腫瘤ふくじんしゅりゅうは、副腎ふくじんのしこりやできものです。非機能性ひきのうせい副腎腫瘤ふくじんしゅりゅうは、副腎ふくじんホルモンを出ださない副腎腫瘤ふくじんしゅりゅうです。

非機能性ひきのうせい副腎腫瘤ふくじんしゅりゅうには次つぎのような原因げんいんがあります：

• がんではないできもの

• がん

• 嚢胞のうほう（液体えきたいで満みたされた袋ふくろ）

• 副腎ふくじんの中なかの出血しゅっけつ

• 副腎ふくじんに広ひろがる感染症かんせんしょう

ふつう、症状しょうじょうはまったくありません。しかし、腫瘤しゅりゅうの原因げんいんが出血しゅっけつの場合ばあいには、次つぎのような症状しょうじょうがあるかもしれません：

• おなかが痛いたくなる

• 力ちからが入はいらないと感かんじたりめまいがする

副腎腫瘤ふくじんしゅりゅうは多おおくの場合ばあい、医師いしが別べつの問題もんだいのために行おこなったCT検査けんさやMRI検査けんさの結果けっかをみているときにみつかります。副腎腫瘤ふくじんしゅりゅうが副腎ふくじんホルモンをつくっているかどうかを確たしかめるために医師いしは次つぎの検査けんさをします：

• 血液検査けつえきけんさ

治療法ちりょうほうは、腫瘤しゅりゅうの大おおきさによって異ことなります。

大おおきな腫瘤しゅりゅうの場合ばあい、 医師いしは：

• 手術しゅじゅつで取とり除のぞきます。

小ちいさな腫瘤しゅりゅうの場合ばあい、医師いしは：

• 腫瘤しゅりゅうはそのままにして、ときどき血液検査けつえきけんさをしてホルモンの濃度のうどを調しらべます。

中ちゅうぐらいの大おおきさの腫瘤しゅりゅうの場合ばあい、 医師いしは次つぎの検査けんさをして腫瘤しゅりゅうが大おおきくなっているかどうかを調しらべます：

• 血液検査けつえきけんさ

• フォローアップのCT検査けんさまたはMRI検査けんさ

小ちいさな腫瘤しゅりゅうや中ちゅうぐらいの腫瘤しゅりゅうが大おおきくなり続つづけるか副腎ふくじんホルモンを出だし始はじめた場合ばあいは、医師いしはそれを取とり除のぞきます。