記憶障害とはどのような症状ですか?
記憶障害について、私はどんなときに病院に行けばいいですか?
もし記憶障害のほかにも、次の注意すべき徴候が1つでもある場合は、病院に行ってください:
お金や薬の管理など、日常生活に問題が起こる
注意したり集中したりすることに問題が起こる
自分の記憶障害のことで気分が落ちこむ
記憶障害があって、次のことに当てはまる場合は、すぐに病院に行ってください:
何かに注意をはらうことができず、とても混乱しているように思える
気分が落ちこんで、自分を傷つけることを考える
頭痛がする、言葉の使い方や理解に問題が起こる、元気がない、目の見え方に問題が起こる、めまいがするなど、神経の働きの異常による症状
記憶障害の原因は何ですか?
病院では、どのようなことをしますか?
医師は診察をして、あなたの記憶障害について次のような質問をします:
どのようなことがらを忘れるか
記憶障害はいつから始まったか
自分の記憶力が悪くなっているように思うか
仕事や日常生活が難しくなっていないか
家族に記憶障害のある人はいないか
医師は、あなたが気づいていない症状や、思い出せない症状について、医師に説明できるあなたの家族や友だちを、診察のときに連れてきてほしいとあなたに頼むことがあります。
医師は次のような検査をすることがあります:
医師は記憶障害をどのように治療しますか?
医師は次のことをします:
記憶障害の原因になっている健康上の問題を治療する
もしあなたが認知症なら、場合により薬を出す
運転などの特定の行為をやめるべきかどうか確かめるための検査をする
リストやリマインダーなど、役に立つ道具などを勧める
記憶障害に対処するには何ができますか?
次のように健康な生活を送りましょう:
新鮮な果物や野菜など、健康的な食べものを食べる
毎日体をよく動かす
定期的に健診を受ける
学習活動、社会活動、体を動かす活動に参加する
毎晩6~8時間、睡眠をとる
タバコを吸うことと、お酒を飲むことをやめる
ストレスを避ける
記憶障害に対処するために、次のような方法を使いましょう:
リストをつくる
カレンダーに予定をくわしく書いておく
毎晩同じ時間に寝て、毎朝の準備を同じようにするなど、決まった習慣を守る
新しい情報があったら、何度か繰り返し言葉にする
一度に1つのことだけに集中する
車のカギはいつも同じ場所に置くなど、整理した状態を保つ
社会活動に参加して、ほかの人たちと関わって、心の活発さを保つ