腱炎とはどのような病気ですか?
腱は、筋肉と骨をつなぐ丈夫な組織です。
腱炎とは、腱の炎症のことです。
腱炎は痛みを引き起こし、特にその腱を動かしたときに痛みます。
腱は年をとるにつれて弱くなるため、この病気は中年以上の年齢の人に最もよく起こります。
また、激しい運動や、同じ動きを何度もくり返す作業をすることによっても起こります。
治療法としては、副子、温める、冷やす、痛みに対してイブプロフェンなどの非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)を飲む、などがあります。
腱炎の原因は何ですか?
腱炎にはどのような症状がありますか?
腱炎には次のような症状があります:
腱を動かしたり押したりしたときの痛み
場合によっては、腫れや熱っぽい感じ
腱炎が最も起こりやすいのは、次の部分の腱です:
肩(肩腱板)
手
上腕
かかとの後ろ
膝の横側
股関節の骨の近く
腱炎が長く続くと、腱が弱くなって次の症状が現れることがあります:
こわばりや動かしにくさ(特に腱炎が肩の関節にある場合)
関節を動かすとポキッという感じがしたり、ひっかかる感じがあります
医師はどのようにして、私が腱炎かどうかを判断しますか?
医師は腱炎をどのように治療しますか?
ふつうは次のような治療をします:
痛みのある部分を休ませる(副子やつり包帯をつけることもある)
温めるか冷やす
痛み止めの薬(イブプロフェンなどの非ステロイド系抗炎症薬[NSAID])
場合によってはコルチコステロイドの注射
炎症が改善したら、腱を動かしやすくするのを助ける運動をします。
ひどい腱炎の場合は、医師が手術をすることがあります。
腱炎はどうすれば予防できますか?
腱炎が再発したり長く続いたりするのを予防するために、医師は次のことするよう指示します:
運動や活動を正しい方法でしていることを確認する
長い間同じ動作を何回もくり返さないようにする
働いている環境が快適で、作業内容に合わせた適切な環境になっていることを確認する
医学知識をチェックTake a Quiz!