神経因性膀胱とはどのような病気ですか?
膀胱は、排尿の準備ができるまで尿をためておくところです。
神経因性膀胱は、膀胱に向かう神経の異常のために、膀胱をコントロールできなくなる病気です。
膀胱が満杯になってあふれることで、尿が外にもれることがあります。
膀胱が満杯になっていなくても、排尿をしたくなることがあります。
医師はたいてい、1日に数回、カテーテルで膀胱を空にさせます。
薬が役に立つこともあります。
すぐに治療を受ければ、腎臓が傷つくのを避けられます。
神経の異常には、膀胱の筋肉が正常に縮まなくなるものがあります。そうなると、膀胱が尿で満杯になり、尿をもらしてしまいます。排尿をしたときに、膀胱が完全に空にはなりません。
ほかの神経の異常では、膀胱の筋肉が縮みすぎたり、おかしなときに縮んだりします。そうなると、何度も排尿をしたり、そのつもりがないときに排尿をしたりすることがあります。
神経因性膀胱の原因は何ですか?
神経因性膀胱にはどのような症状がありますか?
医師はどのようにして、私が神経因性膀胱かどうかを判断しますか?
あなたに排尿のコントロールの問題がある場合、医師は神経因性膀胱を疑います。医師は超音波やカテーテルを使って、排尿をした後に膀胱の中にどれだけ尿が残っているかをはかります。医師は次のような検査もします:
腎臓のダメージがないか調べるための、尿路の超音波検査
腎臓の働きを調べるための血液検査
神経因性膀胱にかかっていそうな場合、医師はさらに専門的な膀胱の検査をすることがあります。
医師は神経因性膀胱をどのように治療しますか?
膀胱が満杯になり、しっかり空にならない場合、医師は次のことをします:
カテーテルを使って、1日に数回膀胱を空にする
カテーテルを使って尿をすべて出してしまいます。膀胱に尿がたまりすぎて、もれてしまう前に、カテーテルを使います。医師たちは、ずっとカテーテルを入れたままにしない方がよいと考えています。カテーテルを入れて、尿を出した後すぐにぬくのがよい方法です。
膀胱がおかしなタイミングで縮む場合、医師は次の方法を使うことがあります:
薬
膀胱のトレーニングやリラクゼーション法
医師は、腎結石ができないように、あなたに日中に水分をたくさんとらせます。
医師は腎臓がよく働いていることを検査で確かめます。