原発性硬化性胆管炎とはどのような病気ですか?
原発性硬化性胆管炎は長く続く病気で、胆管が腫れて、傷あとができて、胆管が狭くなります。
胆管は、胆汁を肝臓から腸まで送っている管です。胆汁は、消化を助ける、緑っぽい色の、ドロドロした液体です。肝臓の中には、細い胆管がいくつもあります。肝臓の外側には、肝臓と腸をつないでいる太い胆管があります。
胆嚢と胆管
原発性硬化性胆管炎の原因は何ですか?
原発性硬化性胆管炎にはどのような症状がありますか?
医師はどのようにして、私が原発性硬化性胆管炎かどうかを判断しますか?
医師は、あなたの症状と肝臓の血液検査でみられた異常から、あなたが原発性硬化性胆管炎ではないかと疑います。確認のため、医師は次の検査をします:
胆管の超音波検査
MRCPと呼ばれる、胆管を見るための特別なMRI検査
特別な血液検査
医師は原発性硬化性胆管炎をどのように治療しますか?
原発性硬化性胆管炎を治せる治療法はありません。
もしあなたに症状がなければ、医師は年に2回、血液検査をして、あなたの肝臓がどれくらい働いているかを確認します。
あなたに症状があれば、医師は次の方法で原発性硬化性胆管炎を治療します:
かゆみを和らげ、感染症を治療するための薬
つまった胆管を治すための処置
原発性硬化性胆管炎についてのくわしい情報は、どこで教えてもらえますか?【訳注:日本語の情報は「難病情報センター」へ https://www.nanbyou.or.jp/entry/3967】
米国国立糖尿病・消化器・腎疾患研究所(National Institute of Diabetes and Digestive and Kidney Diseases)
国際機能性消化管疾患財団(International Foundation for Functional Gastrointestinal Disorders)
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