胃い

胃いは消化管しょうかかんの一部いちぶです。胃いは、中なかが空洞くうどうになっている大おおきな臓器ぞうきで、その壁かべは力強ちからづよく動うごく筋肉きんにくでできています。飲のみ込こんだ食たべものや飲のみものは、食道しょくどうから胃いに入はいります。

胃いの内側うちがわをおおっている細胞さいぼうは、次つぎのものを出だします：

• 粘液ねんえき

• 胃酸いさん

• ペプシンという消化酵素しょうかこうそ

粘膜ねんまくは胃いを胃酸いさんから守まもっています。一部いちぶの薬くすり（アスピリンなど）や一部いちぶの細菌さいきんは、粘液ねんえきの働はたらきをじゃまして、胃潰瘍いかいようを引ひき起おこすことがあります。

胃酸いさんは塩酸えんさんです。この酸さんは、食たべものをバラバラにするのに役立やくだっています。

ペプシンという酵素こうそは、肉にくなどに含ふくまれるタンパク質しつをバラバラにします。

胃いの筋肉きんにくがしまったり、ゆるんだりして、食たべものを胃酸いさんと酵素こうそ（胃液いえき）と混まぜあわせます。この混まぜることと胃液いえきの働はたらきによって、食たべものがバラバラにされて、体からだが吸収きゅうしゅうすることができる液体えきたいになります。胃いの筋肉きんにくは、食たべものが胃いから小腸しょうちょうに移動いどうするのも助たすけます。

胃いの位置いち