熱中症とはどのようなものですか?
力が入らない、めまいがする、頭がふらつく
頭痛がする
吐き気がする
吐く
熱中症は、体温が上がり過ぎることで引き起こされる体の緊急事態です。
すぐに体を冷やさないと、熱中症のせいで脳や心臓、肺などの臓器が傷ついてしまう可能性があります。死んでしまうこともあります。
だれもが熱中症になる可能性があります。例えば、高齢者がエアコンのない部屋でずっと過ごしていると、たとえ本人が暑いと感じていなくても、熱中症になる危険性が高まります。また、暑い車の中に閉じ込められると(車の中は日差しの中ではすぐに暑くなってしまいます)、とくに自分でドアを開けられない小さな子どもは、熱中症になる危険性が高まります。暑い中でがんばって働く人や運動選手なども熱中症になる危険性が高いです。
暑さで具合が悪くなると、体温が高すぎることに気づかないことがあります。
熱中症の注意すべき徴候には次のものがあります:
皮膚が熱くなったり、赤くなったり、乾いたりしていて、頭が混乱しているような感じがしたら、それは熱中症のサインです。熱中症では、汗が出ないこともあります。
熱中症の診断は、あなたに起こったことや、症状、体温に基づいて行われます。医師は、あなたの臓器が正しく働いていることを確認するために、血液検査と尿検査を行います。
外が暑いときに熱中症にかからないようにするには、きつくない軽い服を着たり、できるだけ日光を避けたり、のどが渇いていなくても水分を十分にとったり、一番気温が高くなる時間帯には激しい運動をしないようにすることが大切です。
あなたの健康上の問題や飲んでいる薬によって、熱中症の危険性が高まるかどうかを医師にたずねましょう。
高齢者、特に部屋にエアコンがない人たちが大丈夫か確認するようにして、駐車中の車の中に小さな子どもを残さないようにしましょう。
暑さの中で仕事や運動をしなければならないことが分かっている場合は、体を少しずつ暑さに慣らすようにします。体が健康であることと、体が暑さに慣れていることとはちがいます。
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