セレン過剰症

執筆者:Larry E. Johnson, MD, PhD, University of Arkansas for Medical Sciences
レビュー/改訂 2021年 12月
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    セレン過剰症はまれで、ミネラルのセレンの過剰摂取が原因で起こります。

    セレンはあらゆる組織に存在します。セレンはビタミンEと一緒に抗酸化物質として作用します。正常な細胞活動で生じる化学反応しやすい副産物であるフリーラジカルによる損傷から細胞を保護するのに役立ちます。セレンは一部のがんの予防に役立つことがあります。セレンはまた、甲状腺が正常に機能するために必要です。(ミネラルの概要も参照のこと。)

    医師の処方を受けずにセレンのサプリメントを1日に900マイクログラム以上服用すると、有害な影響が出ます。症状には、吐き気、嘔吐、下痢、脱毛、爪の異常、発疹、疲労、神経の損傷などがあります。息がニンニク臭をおびることもあります。

    セレン過剰症の診断は、症状、特に急速な脱毛に基づいて下されます。

    セレン過剰症の治療としては、セレンの摂取量を減らします。

    ミネラルの概要も参照のこと。)

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