プロフェッショナル版を見る
呼吸細気管支炎を伴う間質性肺疾患と剥離性間質性肺炎は、肺に慢性的な炎症を引き起こすまれな病気で、主に喫煙者または以前に喫煙していた人にみられます。
(特発性間質性肺炎の概要も参照のこと。)
呼吸細気管支炎を伴う間質性肺疾患と剥離性間質性肺炎は、いずれも特発性間質性肺炎の一種です。この2つの病気には多くの類似点があるため、同じ病気ではないかと考える専門家もいます。しかし、多くの場合、剥離性間質性肺炎の方が重症です。いずれの病気も、30代から40代の喫煙者にみられます。また、女性より男性に多くみられます(発生比率は、女性1人に対して男性で約2人です)。
せきがみられることもあります。多くの人は、ちょっとした運動でも息切れを起こします。
診断
治療
禁煙
病気がどのように進行するかを常に予測できるわけではありませんが、いずれの病気でも禁煙すると予後は良好です。
治療の鍵は禁煙です。コルチコステロイドや細胞傷害性薬剤(アザチオプリンやシクロホスファミド)は、他の間質性肺疾患で効果がみられることもあるため、一部の医師は使用していますが、これらの疾患における有効性は明らかではありません。
医学知識をチェックTake a Quiz!