子どもに起こる心の病気には、次のように、大人に起こるものと同じものが多くあります:
不安症やほかのストレス障害(心的外傷後ストレス障害[PTSD]など)
おもに子どもと10代の若者に起こる、そのほかの心の病気:
統合失調症や双極性障害などの心の病気は、子どもに起こることはめったにありませんが、青年期に始まることがあります。
心の病気はどれも、お子さんがほかの人との関係をつくり、学校で学び、日常生活を楽しむことを難しくします。心の病気は、お子さんを苦しめます。
子どもの心の病気の原因は何ですか?
一部の心の病気は、脳の発達異常や脳の化学物質の異常によって引き起こされます。それらの異常は遺伝することがあります。しかし、ほとんどの心の病気の原因は、医師たちにもよく分かっていません。
子どもの心の病気にはどのような症状がありますか?
子どもによくある心の病気の症状は、どんな子どもにもある悲しみ、おそれ、心配、いかり、興奮、自分の中にこもる、寂しさなどの感情と似ていることがよくあります。しかし、心の病気がある子どもは感情が強すぎて、次のような感情をもちます:
日常生活をさまたげる
本人にとって苦痛になる
医師はどのようにして、私の子どもに心の病気があるかどうかを判断しますか?
お子さんに心の病気があるかどうかを判断するために、医師はふつう:
お子さんの行動や体の症状について、あなたとお子さんの先生に質問します。
お子さんと話し、お子さんの行動を観察します。
体の健康上の問題がお子さんの症状を引き起こしているかどうかを調べるために、血液検査をすることもあります。
診断するために、医師はお子さんを心の病気を専門にあつかう心理療法士に紹介しなくてはならない場合もあります。
医師は子どもの心の病気をどのように治療しますか?
治療法は、お子さんの心の病気の種類とお子さんの年齢によって変わります。医師は次の方法で心の病気を治療します:
行動療法
薬
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