医師は心の病気をどのように治療しますか?
おもな治療法として次のものがあります:
薬
対話療法(心理療法またはカウンセリング)
ほとんどの心の病気には、薬と対話療法を組み合わせることが、それぞれを個別に行う場合より大きな効果があります。
ほかにも次のような治療法があります:
経頭蓋磁気刺激療法(頭に磁石をあてて脳を刺激する方法)
心の病気にはどのような薬が使われますか?
医師は、さまざまな薬を使って心の病気を治療します。使われる薬の種類には次のものがあります:
抗うつ薬、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)など
抗不安薬
抗精神病薬
気分安定薬
精神療法とはどのような治療法ですか?
精神療法は、対話療法とよばれることもあり、医師やカウンセラーがあなたの思考、感情、行動についてあなたと話をします。その人たちは、あなたがどのように考えるべきかや、何をするべきかは言わないようにします。代わりに、あなたが自分自身のことを理解し、ストレスや生活の問題に対処するためのよりよい方法を見つけ出すのを手助けしようとします。個人療法は、1人の対象者が1人の心理療法士と協力して行います。心理療法士は、集団療法、家族療法、またはカップル療法を勧めることもあります。
心理療法士はふつう、起きている問題に応じて異なる手法を使います。治療法の種類には以下のようなものがあります:
行動療法
認知療法
対人関係療法
精神分析
精神力動的精神療法
支持的精神療法
電気けいれん療法
電気けいれん療法では、麻酔をしてから、医師があなたの脳に電気ショックを与えます。
電気けいれん療法は、重度のうつ病に効果があることが一貫して示されています。
ときに、短時間だけ続く記憶障害が起きることがあります。
メディアでどのように取りざたされているかにかかわらず、電気けいれん療法は安全で効果的です。
心の病気の治療は、どのような医師が行いますか?
心の病気の治療は、さまざまな医療従事者によって行われ、次のような医療従事者で組まれたチームがケアを行うこともあります。
精神科医(精神医療を専門にし、薬を処方することができる医師)
心理士(治療を行う精神医療の従事者)
看護師
ソーシャルワーカー
かかりつけ医(この医師も薬を処方できます)