壊疽性膿皮症とはどのような病気ですか?
壊疽性膿皮症は、皮膚に大きなただれができる皮膚の病気で、ふつうは脚に起こります。
25~55才の人に最もよく起こります。
原因は医師たちにも分かっていませんが、この病気のほかに健康上の問題(たとえば炎症性腸疾患など)がある人によく起こります。
けがをして間もない皮膚に起こることがあります。
小さなふくらみや水ぶくれができて、それがやぶれて、ただれになります。
治療には包帯、クリーム、薬などを使います。
壊疽性膿皮症の原因は何ですか?
壊疽性膿皮症にはどのような症状がありますか?
壊疽性膿皮症には次のような症状があります:
赤いふくらみや水ぶくれが、やぶれて、痛みのある、ただれになって、急速に大きくなる
ただれのまわりの部分が盛り上がり、濃い色や紫色になる
発熱
全身のだるさ
壊疽性膿皮症によるただれは、次のことによって悪化することがあります:
生検(組織の一部を取って、顕微鏡で調べる検査)
傷口から死んでしまった皮膚を取り除く処置(デブリドマンといいます):デブリドマンは、ふつうは傷の治りをよくしますが、壊疽性膿皮症のただれに対してデブリドマンをすると、回復するよりも、むしろ悪化する
症状がおなか、骨、肺、筋肉など、ほかの部分に広がることもあります。
壊疽性膿皮症
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医師はどのようにして、私が壊疽性膿皮症かどうかを判断しますか?
医師はふつう、ただれを見ることで、壊疽性膿皮症が起きていると判断できます。
医師は壊疽性膿皮症をどのように治療しますか?
医師は次の方法で壊疽性膿皮症を治療します:
皮膚を守るための包帯
コルチコステロイド
ときには、免疫の働きを抑える薬
ただれが悪化してしまうため、医師はふつう、手術をしません。
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