石綿肺とはどのような病気ですか?
石綿は、建物の材料として使われる鉱石でできた繊維で、アスベストともいいます。石綿肺は、アスベストのちりを吸いこむことが原因で、肺の中に傷あとができる病気です。
石綿肺の原因は何ですか?
石綿肺の原因は、アスベストのちりを吸いこむことです。吸いこまれたアスベストのちりは、あなたの肺の奥深くに入りこみ、そこに傷あとを残します。
あなたがアスベストに接することが多いほど、石綿肺になる可能性が高くなります。もし仕事でアスベストに接していないのであれば、あなたが石綿肺になる可能性はとても低いです。アスベストに関わる仕事をしている人、たとえば建物をこわす工事をする人や、アスベストが含まれる鉱物を探す仕事をしている人は、石綿肺になる可能性が最も高いです。
石綿肺にはどのような症状がありますか?
医師はどのようにして、私が石綿肺かどうかを判断しますか?
医師は石綿肺をどのように治療しますか?
石綿肺を治せる治療法はありません。医師は次の方法で症状を治療します:
酸素
薬
食事でとる塩分を減らしたり、体重を減らしたりするなど、行動を変えることで、心不全を軽くする
呼吸リハビリテーション(肺の病気とともに長く生きていく方法を学ぶための呼吸の練習)
ほかの治療法がうまくいかない場合は、肺移植(働かくなかった肺を取り出し、ドナーからもらった健康な肺と入れかえる手術)
石綿肺はどうすれば予防できますか?
あなたの家の中や働いている場所にアスベストがあるとしても、心配する必要があるのは、アスベストを取り除く工事や改装工事をしているときだけです。アスベストは必ず、アスベストを取り除く訓練を受けた人だけが取り扱う必要があります。
もしあなたがタバコを吸っていて、アスベストに接することがある場合は、タバコをやめることで、肺がんになる可能性を減らすことができます。
もしあなたが石綿肺なら、肺炎のワクチンとインフルエンザワクチンを受けることで、肺の感染症を予防できる可能性があります。
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