心エコー検査とはどのような検査ですか?
心エコー検査は、心臓超音波検査やエコーと呼ばれることもあります。エコー検査とは、超音波検査の別名です。音波をあなたの心臓に当てて、はね返ってきた波から、あなたの心臓の動きが見える動画を作り出します。この検査は痛みや害がなく、すぐに終わります。
エコー検査には、2次元、3次元、ドプラ、カラードプラという種類があります。どれも検査の手順は同じですが、それぞれの検査でわかる情報に違いがあります。あなたにどの検査が必要かは、医師が教えてくれるでしょう。
私はなぜ心エコー検査を受けなければいけないのですか?
心エコー検査はどのように行われますか?
超音波検査の技師が、あなたの胸にジェルをぬります。このジェルをぬると、検査用の機械から出る音波が、あなたの体の中に伝わりやすくなります。
技師が超音波を出す機械(プローブ)を、あなたの胸に当てます。
この機械から出たとても高い音波が、あなたの心臓に当たってエコーします(反射します)。
このエコーから、あなたの心臓の動画が作られます。
医師があなたの心臓のある部分をはっきり見たいときは、超音波を出す機械をあなたののどの中に入れることがあります。この方法は経食道心エコー検査といいます。この検査の前には、のどの感覚をまひさせる薬と、気分をリラックスさせる薬が使われます。
心エコー検査がきっかけで起きるかもしれない問題(合併症)はありますか?
超音波を出す機械をあなたの胸に当てるエコー検査は、まったく痛くありません。合併症はありません。超音波は聞こえません。
超音波を出す機械をのどに入れるエコー検査の場合、あなたは吐き気を感じるかもしれません。のどの感覚をまひさせるために、医師があなたののどの中に薬を入れます。眠気をさそうために、別の薬も使用されます。検査の後に、のどが少し痛むかもしれません。
医師は心エコー検査で何を知ることができるのですか?
心エコー検査で、医師は次のことを確認できます。
心臓の筋肉が正常に動いているかどうか
心臓が1回動くたびに、十分な量の血液が送り出されているかどうか
あなたの心臓が大きくなっていないかどうか
あなたの心臓の弁が正しく働いているかどうか
あなたの心臓のまわりに液体がたまっていないかどうか