がんは、細胞さいぼうが体からだの中なかで際限さいげんなく増ふえ続つづけていく病気びょうきです。細胞さいぼうとは、体からだを作つくり上あげている小ちいさな部品ぶひんのようなものです。細胞さいぼうは、それぞれ決きまった役割やくわりをはたしています。臓器ぞうきは、それぞれちがう種類しゅるいの細胞さいぼうでできています。ほぼすべての種類しゅるいの細胞さいぼうが、がんになる可能性かのうせいがあります。
胃いがんは、胃いにできるがんです。
胃いがんの症状しょうじょうとしては、腹部ふくぶが気持きもち悪わるい、体重たいじゅうが減へる、力ちからが出でないなどがあります。
胃いがんは、ほかのところに広ひろがりやすく、死しにつながることがよくあります。
医師いしは手術しゅじゅつで治療ちりょうします。
次つぎのような原因げんいんがあります:
ピロリ菌きんという細菌さいきんが胃いに感染かんせんする
遺伝いでん(片方かたほうまたは両方りょうほうの親おやから受うけつぐこと)
最初さいしょのころの症状しょうじょうは軽かるく、あなたはそれに気きづかないかもしれません。次つぎのような症状しょうじょうがあります:
腹部ふくぶの焼やけるような痛いたみ
少すこし食たべただけで満腹まんぷくに感かんじる
後あとから現あらわれる症状しょうじょうとしては次つぎのものがあります:
体重たいじゅうが減へったり、力ちからが出でなくなったりする
貧血ひんけつ(赤血球せっけっきゅうの数かずが少すくなくなった状態じょうたい)
頭あたまのふらつき
血ちをはいたり、ねばり気けのある黒くろい便べんが出でたりする
がんが広ひろがると、次つぎのような症状しょうじょうが現あらわれることがあります:
黄疸おうだん(皮膚ひふや目めの白しろい部分ぶぶんが黄色きいろくなること)
腹部ふくぶに水みずがたまって、腹部ふくぶがふくらむ
リンパ節せつの腫はれ
骨ほねが弱よわくなり、骨ほねが折おれる
医師いしは次つぎの方法ほうほうで胃いがんを探さがします:
内視鏡検査ないしきょうけんさ(体からだの中なかを見みるためのやわらかい管くだをのどから入いれて、胃いの中なかを見みて、検査けんさのためのサンプルを切きり取とります)
もし内視鏡検査ないしきょうけんさと生検せいけんで胃いがんが見みつかったら、医師いしはふつう、次つぎのことをします:
腹部ふくぶのCT検査けんさと超ちょう音波検査おんぱけんさをして、がんがほかの臓器ぞうきに広ひろがっていないか確認かくにんする
血液検査けつえきけんさ
胃いがんが広ひろがっていなければ、医師いしは次つぎの方法ほうほうで治療ちりょうします:
手術しゅじゅつ
広ひろがる前まえにがんをすべて切きり取とることができた場合ばあいにだけ、完全かんぜんに治なおる可能性かのうせいがあります。胃いがんが広ひろがっている場合ばあいは、治療ちりょうしても完全かんぜんに治なおすことはできません。医師いしは、あなたの苦くるしみを減へらすために、次つぎの方法ほうほうで症状しょうじょうの治療ちりょうをすることがあります:
化学療法かがくりょうほうと放射線療法ほうしゃせんりょうほう