縫合糸の素材
カテゴリー | 素材 | 備考 |
|---|---|---|
非吸収性（皮膚の修復に好まれる） | ||
モノフィラメント糸 | ナイロン | 強い 硬い 中程度に扱いにくい |
ポリプロピレン | 最も弱い結節保持力 やわらかく，より柔軟 最も扱いにくい | |
ポリブテステル | いくぶん弾性があるため，創傷の浮腫に応じて伸長し，浮腫の消失とともに縮む | |
編み糸 | ポリエステル | 低い反応性 皮膚への使用はモノフィラメント糸ほど好まれない |
絹 | やわらかく，扱いやすい 良好な結節保持力 高い組織反応性 一般に，口，口唇，眼瞼，および口腔内での使用に限られ，患者の快適さは非常に良好（口腔内の抜糸は困難になりうるため，口腔内では大半の医師が吸収性縫合糸を使用する） | |
吸収性（真皮縫合に好まれる） | ||
モノフィラメント糸 | ポリグレカプロン25 | 非吸収性縫合糸のように扱える 組織を容易に通過する 低い組織反応性 早い吸収（1～2週間） |
ポリジオキサノン | 非常に強く，長く持続する（吸収は180日） 他の吸収性縫合糸より硬く，扱いが困難 吸収性縫合糸のなかで最も低い組織反応性 時間経過とともに押し出される可能性がある | |
自然素材糸 | 腸線，クロミックガット | ヒツジの内膜由来 弱い，早い吸収（1週間） 弱い結節保持力 高い組織反応性 好まれない |
編み糸 | ポリグリコール酸 | 扱いやすい 良好な結節保持力 弱い反応性 大半の保持力は1週間で失われる 最初の吸収性縫合糸 |
ポリグラクチン | 扱いやすい 良好な結節保持力 弱い反応性 大半の保持力は3週間で失われる | |
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