乳癌に対する望ましいアジュバント全身療法*

腋窩リンパ節

ER陽性またはPR陽性

ER陰性かつPR陰性

閉経前

陰性†

タモキシフェン単剤またはタモキシフェン + 化学療法

HER2陽性の場合はトラスツズマブ(ときにペルツズマブと併用)

化学療法

HER2陽性の場合はトラスツズマブ(ときにペルツズマブと併用)

陽性

化学療法 + タモキシフェン

HER2陽性の場合はトラスツズマブ + ペルツズマブ

化学療法

HER2陽性の場合はトラスツズマブ + ペルツズマブ

閉経後

陰性†

アロマターゼ阻害薬またはタモキシフェン(またはラロキシフェン)単独またはこれらと化学療法の併用

HER2陽性の場合はトラスツズマブ(ときにペルツズマブと併用)

化学療法

HER2陽性の場合はトラスツズマブ(ときにペルツズマブと併用)

陽性

化学療法 + アロマターゼ阻害薬またはタモキシフェン(またはラロキシフェン)

HER2陽性の場合はトラスツズマブ + ペルツズマブ

化学療法

HER2陽性の場合はトラスツズマブ + ペルツズマブ

* 化学療法を含むプロトコル全てに関して,しばしば臨床試験への登録が検討される。

† リンパ節転移陰性例の治療は腫瘍の大きさおよび悪性度にも依存する。

ER = エストロゲン受容体;HER2 = human epidermal growth factor receptor 2;PR = プロゲステロン受容体。

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