QT延長症候群(LQTS)のSchwartzスコア*

基準

点数

患者の病歴

ストレスに伴う失神†

2

ストレスに伴わない失神†

1

先天性の難聴

0.5

家族歴

家系内にLQTSが判明している者がいる‡

1

30歳未満で原因不明の心臓死を来した家系員がいる‡

0.5

心電図検査

QTc ≥ 480msec

3

QTc 460~479msec

2

QTc 450~459msec(男性のみ)

1

運動負荷試験後3分から4分までの1分間の回復期にQTc ≥ 480msec

1

トルサードドポアント§

2

T波交互現象

1

3つの誘導でノッチを伴うT波

1

安静時心拍数がその年齢層における2パーセンタイル未満

0.5

* スコア ≤ 1:低確率,1.5~3:中等度の確率,≥ 3.5:高確率

† 相互排他的(すなわち,ストレスに伴う失神が生じた場合,ストレスに伴わない失神には点数を与えない)

‡ 相互排他的

トルサードドポアントがみられた場合は,失神のスコアはつけない

Data from Schwartz PJ, Crotti L: QTc behavior during exercise and genetic testing for the long-QT syndrome.Circulation 124:2181–2184, 2011.doi: 10.1161/CIRCULATIONAHA.111.062182

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