経口抗凝固薬

薬剤

用量

備考

第Xa因子阻害薬

アピキサバン

10mg,1日2回,7日間

その後,5mg,1日2回

クレアチニンクリアランスが < 30mL/minの場合,DVTまたはPEに対してアピキサバンを使用すべきではない。

6~12カ月の治療後には,用量を2.5mg,1日2回に減量することができる。

エドキサバン

60mg,1日1回

クレアチニンクリアランスが15~50mL/min,または体重60kg以下の場合,30mg,1日1回

低分子ヘパリンによる5日間の初期治療が必要である。

クレアチニンクリアランスが < 15mL/minの場合,エドキサバンは使用すべきではない。

リバーロキサバン

15mg,1日2回,21日間,食後に服用

その後は20mg,1日1回,食後に服用

クレアチニンクリアランスが30mL/min未満の場合は,DVTまたはPEに対してリバーロキサバンを使用すべきではない。

6~12カ月の治療後には,用量を10mg,1日1回に減量することができる。

第IIa因子(トロンビン)阻害薬

ダビガトランエテキシラート

150mg,1日2回

低分子ヘパリンによる5日間の初期治療が必要である。

クレアチニンクリアランスが30mL/min未満の場合は,DVTに対してダビガトランを使用すべきではない。

DVT = 深部静脈血栓症;PE = 肺塞栓症。