不安定狭心症へのアプローチ

不安定狭心症へのアプローチ

*モルヒネは慎重を期して使用すべきである(例,ニトログリセリンが禁忌である場合,または最大用量のニトログリセリンを投与しているにもかかわらず症状がある場合。)モルヒネは一部のP2Y12受容体阻害薬の活性を減弱させ,患者の転帰を不良にする可能性があることがデータから示唆されている。

†合併症ありとは,狭心症再発もしくは心筋梗塞,心不全,または持続性心室性不整脈の合併を意味する。これらの事象がいずれもなければ,合併症なしと呼ばれる。

‡以下に該当する患者に対しては,依然としてPCIよりもCABGが総じて望ましい:

  • 左主幹部病変または左主幹部同等病変

  • 左室機能障害

  • 糖尿病

また,長い病変や分岐部に近い病変はPCIに適さないことが多い。

CABG = 冠動脈バイパス術;GP = 糖タンパク質;LDL = 低比重リポタンパク質;NSTEMI = 非ST上昇型心筋梗塞;PCI = 経皮的冠動脈インターベンション;STEMI = ST上昇型心筋梗塞。

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