上咽頭癌の病期分類

頭頸部がんは，原発腫瘍の大きさおよび部位（T），頸部リンパ節への転移の数および大きさ（N），ならびに遠隔転移の有無（M）に従って病期分類される。

*T1 = 腫瘍が上咽頭に限局しているか，中咽頭または鼻腔に進展しているが，副咽頭間隙の病変はない；T2 = 腫瘍が副咽頭間隙または隣接する軟部組織に進展している；T3 = 腫瘍が頭蓋底，頸椎，翼状突起，または副鼻腔の骨構造に進展している；T4 = 頭蓋内進展または脳神経，下咽頭，眼窩，耳下腺，もしくは広範な軟部組織への浸潤がみられる

†N0 = なし；N1 = 6cm以下の片側の頸部リンパ節または両側の咽頭後リンパ節；N2 = 6cm以下の両側の頸部リンパ節；N3 = 6cmを超える片側または両側のリンパ節，および/または輪状軟骨下への進展

‡M0 = なし；M1 = あり

Data from  Amin MB, Edge S, Greene F, Byrd DR, et al: American Joint Committee on Cancer (AJCC) Cancer Staging Manual, 8th edition.New York, Springer, 2017; AJCC Cancer Staging Form Supplement, 2018.