オピオイド鎮痛薬の等鎮痛用量*,†

薬剤

注射(mg)

経口(mg)

ブトルファノール

2

コデイン

130

200

ヒドロモルフォン

1.5

7.5

レボルファノール(levorphanol)

2

4

ペチジン

75

300

メサドン

10

20

モルヒネ

10

30

ナルブフィン(nalbuphine)

10

オキシコドン

15‡

20

オキシモルフォン(oxymorphone)

1

15

ペンタゾシン

60

180

* 等価用量は,臨床経験の影響を受けた単剤での研究結果に基づくものである。薬剤間の交差耐性は不完全であるため,ある薬剤を別の薬剤の代わりに用いる場合,等鎮痛用量を50%減じるべきであり,メサドンについては75~90%減じる。モルヒネ:メサドンの換算は非線形であり,モルヒネの用量が増えるにつれて,モルヒネからメサドンへの換算比が以下のように変化すると示唆する専門家もいる:

  • < 30mg OME/日:2:1

  • 31~99mg OME/日:4:1

  • 100~299mg OME/日:8:1

  • 300~499mg OME/日:12:1

  • 500~999mg OME/日:15:1

  • ≥ 1000mg OME/日:20:1

この比較的安全な換算比を用いるとしても,メサドンの用量は75~90%減量すべきである。

Kreutzwiser D, Tawfic QAおよびPain Guidelinesを参照のこと(Quill TE: Primer of Palliative Care, ed. 7. Chicago, Academy of Hospice and Palliative Medicine, 2019に基づく)。

‡ オキシコドンの注射剤は,欧州では使用可能であるが,米国では使用できない。

OME = 経口モルヒネ換算(mg)

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