鉤虫の生活環

鉤虫の生活環

  • 1.虫卵は便中に排出され,柔らかい土壌の暖かく湿った場所に落ちた場合には,幼虫が1~2日で孵化する。

  • 2.虫卵はラブジチス型幼虫を放出し,それらが便または土壌中で発育する。

  • 3.5~10日後に幼虫は感染性になる。

  • 4.幼虫はヒト宿主と接触した際に皮膚から侵入し,血管を介して心臓,次いで肺まで運ばれる。幼虫は肺胞を通過し,気管支を上行して咽頭に到達した後に嚥下される。

  • 5.幼虫は小腸に到達し,そこで成虫に生育する。成虫は小腸の内腔に生息する。成虫は小腸壁に吸着し,吸血し(宿主の失血を招く),産卵する。

Image from the Centers for Disease Control and Prevention, Global Health, Division of Parasitic Diseases and Malaria.

関連するトピック