黒色表皮腫は,腋窩および後頸部(上)に皮膚の肥厚および色素沈着が好発する病態で,皮膚の色が濃い人では皮膚が革状の外観を呈することがある(下)。これは耐糖能異常の皮膚症状である場合が最も多いが,内臓の悪性腫瘍を反映していることもあり,特に発症が急激で分布が広範に及ぶ場合は,その可能性が高くなる。
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