カッサ(Scraping)

執筆者:Denise Millstine, MD, Mayo Clinic
レビュー/改訂 2021年 10月
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カッサ(手技療法・身体技法の一種)はgua shaとも呼ばれ,通常は背部,頸部や四肢の,滑らかにした皮膚(オイルまたは水により)を鋭くない道具で擦る。最近,カッサは運動競技界(特に重要挙げ)で人気が高まっている。カッサはある部位の血流を増やし,代謝と治癒を促進させると考えられている(1)。使用される道具に応じ,カッサはコインマッサージやスプーニングと呼ばれることもある。

これらの療法は筋骨格系疾患,頭痛,および閉経期の症状を対象として研究されている(2)。

カッサによって斑状出血が生じることがある。

統合・補完・代替医療の概要も参照のこと。)

参考文献

  1. 1.Xu QY, Yang JS, Yang L, et al: Effects of different scraping techniques on body surface blood perfusion volume and local skin temperature of healthy subjects.J Tradit Chin Med 31(4):316-20, 2011.

  2. 2.Ren Q, Yu X, Liao F, et al: Effects of gua sha therapy on perimenopausal syndrome: A systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials.Complement Ther Clin Pract 31:268-277, 2018.doi: 10.1016/j.ctcp.2018.03.012

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