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カッピング(手技療法・身体技法の一種)は,中国伝統医学で用いられている。カッピングは,適用部位の血流を増やすことでその部位の治癒を高めると考えられている。
現代の実践ではしばしばゴム製のポンプが使用され,カップ内の空気が暖められる。暖められたカップをすぐに逆さにし,皮膚の上に置く。真空状態となったカップにある程度まで皮膚が吸引され,数分間その状態を保つ。
カッピングは帯状疱疹,顔面神経麻痺,ざ瘡,頸椎症,呼吸器症状および疼痛の治療に用いられてきたが,エビデンスは限られている(1)。
カッピングにより皮膚が赤くなり,熱傷が生じることもある。
(統合・補完・代替医療の概要も参照のこと。)
参考文献
1.Cramer H, Klose P, Teut M, et al: Cupping for patients with chronic pain: a systematic review and meta-analysis.J Pain 21(9-10):943-956, 2020.doi: 10.1016/j.jpain.2020.01.002
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