無脳症

執筆者:Stephen J. Falchek, MD, Nemours/Alfred I. duPont Hospital for Children
レビュー/改訂 2023年 7月
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    無脳症とは,両側の大脳半球が欠損している状態である。通常は頭蓋後部の形成不全を伴い,後頭部で骨格による保護がない状態となる。

    無脳症では,残存する脳組織が形成異常の神経組織で構成されており,完全に露出しているか,薄い皮膚で覆われている。脳幹および脊髄にも部分的な欠損ないし形成異常がみられることがある。死産となるか,生後数日または数週で死亡する。

    無脳症の治療は緩和療法のみである。

    水無脳症は無脳症の一種である。

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