角膜疾患に関する序論

角膜の病変を示唆する症状（例えば，単純な結膜炎ではなく）としては，片側性の症状，疼痛（単なる砂が入ったような感覚ではなく，異物感や疼きがあるもの，特に光への曝露で生じるもの［羞明］），視力低下などがある。

角膜疾患には以下のものがある：

• 水疱性角膜症

• コーガン症候群

• 角膜潰瘍

• 単純ヘルペス角膜炎

• 眼部帯状疱疹

• 角膜実質炎

• 乾燥性角結膜炎

• 円錐角膜

• 角膜軟化症

• 周辺部角膜潰瘍

• フリクテン性角結膜炎

• 点状表層角膜炎

• 角膜移植（治療）

角膜の評価には，フルオレセイン染色に加え，利用可能であれば細隙灯顕微鏡検査，およびときに微生物学的検査を要する。角膜炎の症状または所見を認める患者は，眼科医へ紹介すべきである。