群発頭痛とはどのような病気ですか?
群発頭痛は、特別な種類の頭痛です。この頭痛は、まとまって起こります。つまり、しばらくの間に頭痛が何度も起こり、それからしばらくの間は頭痛がなくなります。
群発頭痛は、女性よりも男性に多くみられます。
片方の目の後ろの方や頭の片側がひどく痛みます。
頭痛と同じ側の鼻がつまり、同じ側の目から涙が止まらなくなります。
頭痛はふつう、1時間以上続くことはありませんが、1カ月以上の間、少なくとも1日に1回は起こります。
頭痛がまとまって起きる期間が終わると、次の期間まで長い間、頭痛が起きないことがあります。
治療としては、フェイスマスクを通して酸素を吸ったり、薬を使ったりします。
発作を予防するために、薬を飲む必要がある場合もあります。
群発頭痛の原因は何ですか?
群発頭痛の原因は、医師にもよく分かっていません。しかし、頭痛がまとまって起こる時期(群発期)には、アルコールが頭痛の引き金になることがあります。
群発頭痛にはどのような症状がありますか?
群発頭痛は突然始まります。症状は頭の左側と右側のどちらかに現れ、いつも同じ側です。発作が起こると:
片方の目のまわりと同じ側の頭に、とてもひどい痛みが起こります。
痛みは数分のうちに最も強くなり、ふつうは30分から1時間でおさまります。
眠っているときに痛みで目がさめたり、痛みのために歩き回りたくなったりすることもあります。
痛みと同じ側の鼻がつまって、鼻水が出て、なみだ目になることもあります。
頭痛の発作は、1日に何度も起きることがあり、日中か夜の同じ時刻に起こることが多いです。ふつうは1~3カ月の間、発作がくり返し起こります(群発期といいます)。その後は、数カ月から数年の間、発作が起こらなくなります。
症状は重く、とてもつらいものですが、群発頭痛は危険な病気ではなく、脳が傷つくことはありません。
医師はどのようにして、私が群発頭痛かどうかを判断しますか?
医師は群発頭痛をどのように治療しますか?
頭痛が始まったら、医師は次のようにして頭痛を治療します:
フェイスマスクを通して酸素を吸わせる
トリプタンという種類の薬を注射か鼻腔プレーで使う
トリプタンは片頭痛の治療にも使われます。
また頭痛が起こらないようにするために、次の治療が必要になることもあります:
コルチコステロイドの飲み薬
神経ブロック(頭の後ろの方にある神経に感覚をまひさせる薬を注射すること)
薬、片頭痛の予防薬など
リチウム